今週も日本テレビの後呂有紗アナウンサー(25)の登場です。担当番組「ZIP!」(月~金曜午前5時50分)の「SHOWBIZコーナー」で週に数回、取材にも行きます。一番取材したいのは元フィギュアスケート選手の浅田真央さん(28)。その理由は、自分が幼少から続けていたバレエがきっかけでした。

特技のクラシックバレエを披露する日本テレビの後呂有紗アナウンサー(撮影・足立雅史)
特技のクラシックバレエを披露する日本テレビの後呂有紗アナウンサー(撮影・足立雅史)

後呂アナは、05年GPファイナルで、チャイコフスキー「くるみ割り人形『花のワルツ』」をBGMに、初出場で優勝した15歳の真央さんに衝撃を受けた。「バレエの曲でした。年齢的にも近さを感じて、余計にすごいと思って最後まで見てました。お会いしたことがないので、ぜひお話を聞いてみたい」。

3歳から大学までバレエに打ち込んだ。「踊っていると時間を忘れられる。動くとスッキリします」。中学でオーチャードホール、大学では新国立劇場と大舞台も経験した。「オーディションして、自分としても特別な舞台でした。新国立は『日本バレエ協会』の公演で、オリジナル作品。周りはプロで、ほぼ私だけ素人で出たと思います。初めて、踊ってお給料が出たんです。今も使わず取ってあります」。

就職を機に離れたが、最近再開した。「運動不足もあって行き始めました。週1度行けたらいいなという感じでリハビリ代わり、筋トレ感覚でやってます」。

アナウンサー業と並行しての舞台登場は「ないですよ」と笑うが「プライベートで一番集中できる時間。社会人になって、なかなかそういう時間がなかった」と目を輝かせた。

バレエを踊る後呂有紗アナの大学生時代
バレエを踊る後呂有紗アナの大学生時代

バレエ教室に通った影響もあって、部活動は少し“緩め”だった。「中学はハンディクラフトクラブ。手芸とお菓子作りを隔週でやってました。高校はクッキングクラブ」。ただ意外にも「クッキング、あまりできないんです。食にあまり興味ないんです。楽しく食べられる方が、うらやましい。食べるために生きている方もいると思いますが、私は生きるために食べてます」。女性アナがグルメという一般的な印象とは一線を画すことも、あっけらかんと話す。自己分析もさっぱりしている。「男っぽいって言われます。言いたいこと、思ったことは、良いことも良くないことも全部言って、後に引きずらない性格。そのまんまで生きてます」。【大井義明】(つづく)

◆後呂有紗(うしろ・ありさ)1994年(平6)4月、東京都生まれ。日本女子大付属校、日本女子大文学部の英文学科卒。「骨格は父親なんですが、全体の雰囲気は最近、母親に似てきました」。163センチ。血液型O。