歌手氷川きよし(41)が12日、東京・日本武道館でデビュー20周年記念コンサートを行った。

「年齢の数だけ歌いたい」と、最新曲「大丈夫」や代表曲「箱根八里の半次郎」「きよしのズンドコ節」など、年齢を超える43曲を披露した。「実際やってみると、くたびれますね」と苦笑い。高所恐怖症にもかかわらず、高さ4メートルのブランコや5メートルのリフターで歌唱もしたが「リハーサルでは怖いんですけど、本番になってお客さんがいると氷川きよしのスイッチが入って大丈夫なんです」と話した。

デビューからを振り返ると、04年7月に、急性咽頭(いんとう)炎による発熱と脱水症状で東京・渋谷公会堂でのコンサートを中止したことを挙げ「穴を開けてしまって、この失敗を繰り返したくないとやってきました。これからも心も体も労っていきたい」と話した。

今後については「振り幅広く、コテコテの演歌からめちゃくちゃロックな曲までやったらおもしろい。40歳も過ぎたので、自分が歌って楽しいと思える曲をたくさん歌っていきたい」と意気込んでいた。

20周年公演は、9月6日の誕生日に大阪城ホールでも行われる。