テレビ試写室:「刑事7人」第2話 “曜日殺人”の真相に胸が締め付けられる 倉科カナのビンタに注目

連続ドラマ「刑事7人」第2話の一場面=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「刑事7人」第2話の一場面=テレビ朝日提供

 ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組について、放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は17日に放送される、東山紀之さん主演の連続ドラマ「刑事7人」(テレビ朝日系、水曜午後9時)の第2話だ。

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 「刑事7人」は、東山さん演じる刑事・天樹悠を中心とした個性派ぞろいのエキスパート7人が凶悪犯罪や未解決事件に挑む人気シリーズで、今期はシーズン5となる。10日放送の初回では「専従捜査班」が警視庁独自の部署として正式に発足。さらに、衝撃のラストを迎えた2017年のシーズン3で、天樹を苦しめてきた最大の敵だった山下巧(片岡愛之助さん)が再登場したのもうれしかったが、後編となる第2話では、曜日になぞらえた謎めいた連続殺人の真相に天樹たちが迫る。

 描かれるのはハードな事件で、天樹たちがたどり着いた真相には胸が締め付けられるが、硬派な「刑事7人」らしい内容で、見応え十分。東山さんの抑制の効いた演技も光っており、またチームの紅一点、倉科カナさん演じるクールな水田環がある人物にビンタするシーンには少しだけ留飲が下がった。

 今シーズンのクランクイン時に、東山さんは「年数を重ねてきただけあって、すでにチームができている。このチームワークの良さを皆さんにも感じていただけるように、ドラマにも反映させていきたい」と語っていたが、その言葉通り、天樹をはじめとする7人のバランスやチームワークの良さが感じられ、これからの「専従捜査班」の活躍にますます期待が高まった。

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