タイサッカー協会は17日、日本代表の前監督で昨年のW杯ロシア大会でチームを16強に導いた西野朗氏(64)がタイ代表監督に就任すると発表した。同国のU―23代表の監督も兼務する。タイ協会のソムヨット会長とともに、19日に東京都内で記者会見する。

 W杯後に日本代表監督を退任した西野氏は6月末にタイへ渡って同国リーグを視察し、タイ協会と契約の交渉を行った。現地のテレビで「成長する可能性を感じている」などと話し、就任に前向きな姿勢を示していた。

 西野氏の公式戦初陣となるカタールW杯アジア2次予選はG組に入り、UAE、ベトナム、マレーシア、インドネシアと同居。UAE以外はすべて東南アジア勢となり、真価が問われる組み合わせとなった。

 また、元日本代表MF本田圭佑(33)が実質的に指揮を執るカンボジアはイラン、イラクなどと同じC組に入り、森保ジャパンとの対戦は実現しなかった。