【ロサンゼルス発】ドジャースの前田健太投手(31)は17日(日本時間18日)、敵地でのフィリーズ戦に先発し、2回を投げて無安打無失点、3三振2四球で勝敗は付かなかった。自軍が攻撃していた3回途中に雨で2時間37分中断し、ケガのリスクを避けるため降板。「僕は最後までいけると言ったが…」と無念の表情だった。チームは7―2で勝った。

 一夜明けた18日(同19日)、CBS Sportsは「珍しくコントロールに苦しんでいた。2回まで投げて2四球、投げた35球中ストライクゾーンに入ったのはたったの19球だった」と制球力が悪かったと指摘した。前田は2回しか投げておらず、次回登板が気になるところだ。

 米大リーグ公式サイトは「ドジャースが雨で短くなってしまった水曜(17日)の前田の登板にかかわらず、ローテーションはキープする予定だと発表」と伝えた。ロバーツ監督は前田の登板は予定通り火曜日(23日=同24日)のエンゼルス戦としながらも、マーリンズ戦で金曜日か土曜日(19、20日=同20、21日)に中継ぎ登板の可能性があると話した。

「健太は、火曜日に先発登板の予定。でも金曜日か土曜日に…ブルペン陣の(投げる)イニングを減らし、本人が火曜日に登板するにあたり、シャープでいられるように、もしかしたら中継ぎで投げてもらうかもしれない」

 今季の前田は登板した19試合は全て先発だが、昨季は39試合中、19度中継ぎで登板している。23日に予定通り先発すれば、エンゼルスの大谷と今季2度目の対決が実現する可能性が高い。楽しみだ。