猛虎最強の助っ人から現在のタイガースにゲキが飛んだ。

 1985年の日本一戦士、ランディ・バース氏(65)が29日、東京ドームで行われた「サントリー ドリームマッチ 2019」に、モルツ球団の一員として出場。来日中にテレビ観戦したという27、28日の巨人―阪神戦(東京ドーム)の印象から「追い込まれても、食らいついて逆方向に打っていく。そういう姿勢が85年当時のメンバーには、よりあったように見受けられた」と阪神ナインに奮起を促した。

 現在でも米国在住ながらネットなどで阪神情報を収集。85年以来の日本一を望んでやまないバース氏は「自分の時にはジョー(真弓)、カケ(掛布)、岡田がいてそれぞれにマークが分散し、結果的にお互いを助けた。今のメンバーにもそうあってほしい」と一丸野球を希望。福留、糸井のベテランに加え大山、マルテ、ソラーテらが並ぶ打線にポジティブな化学変化を求めた。

 新助っ人のソラーテには「日本ではスリーボールノーストライクからでも、ガイジンには素直なストライクは投げてこない。野球が根本的に違う。粘り強く逆方向への打撃を意識してほしい」とエールを送った。