【武田修宏の直言!!】Jリーグは後半戦に突入したね。ここまでFC東京が首位を走り、3連覇を狙う川崎は序盤に出遅れたものの、3位まで浮上。昨季アジア王者の鹿島も4位につける。強豪クラブが順当に上位をキープしているから、この先の優勝争いは盛り上がりそうだね。

 その一方で、昨季から大型補強で注目されたクラブはいまひとつじゃない? 元スペイン代表FWフェルナンドトーレス(35)が引退を発表した鳥栖は最下位に沈んでいるし、元ブラジル代表FWジョー(32)の所属する名古屋もリーグ9戦勝ちなし(3分け6敗)で低迷するなど、はっきりと明暗が分かれたね。

 中でも元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)らビッグネームが所属している神戸は苦戦続き。新たにベルギー代表DFトーマス・フェルマーレン(33)が加わったけど、すでに外国人枠をオーバーしている中で補強をする意味がわからないかな。クラブはどこを目指しているのって感じだよね。

 そんな各チームにとって、大きなポイントになるのは真夏のシーズンをどう乗り切るのかだ。選手のパフォーマンスも落ちるし、特に欧州出身の外国人選手はジメジメした日本の湿気に苦戦するもの。それでも夏場をしっかり戦えたチームが最終的に優勝すると思うし、J2降格も免れるんじゃないかな。