唐沢寿明(56)主演の日本テレビ系ドラマ「ボイス 110緊急指令室」(土曜午後10時)で、3日放送の第4話の平均視聴率が9・3%(関東地区)だったことが5日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は12・6%、2話は8・4%、第3話は10・7%で、前話から1・4ポイントダウンした。

唐沢演じる、妻を殺された神奈川県警港東署の元強行犯一係刑事で、緊急指令室のECU(Emergency Call Unit)リーダーの樋口彰吾と、真木よう子(36)演じる緊急指令室室長で、人間離れした聴力を持つボイスプロファイラー橘ひかりが、凶悪犯に立ち向かうタイムリミットサスペンス。樋口を兄貴としたう刑事、石川透をNEWS増田貴久、樋口同期の強行犯一係係長、沖原隆志を木村祐一、樋口行きつけの居酒屋店主、森下志津をYOU、港東署署長を小市慢太郎が演じる。

前話で新田(森永悠希)らに土に埋められたひかりは、4話で樋口と石川に無事救出される。ひかりは指令室に新田の過去を洗うよう指示する。

新田は拉致した森下栞(石橋菜津美)の妹、葵(矢作穂香)を暴行する動画の配信を予定より早める。

樋口は、新田が警察無線を傍受していることを逆手に居場所を盗聴で探させる。新田の過去を洗うと、新田はもともと笹部という名字で、その母が小学校の担任だった栞と葵の父と不倫していたことが発覚。新田は14歳の時、不倫への怒りから自宅に放火し、母は焼死していた。栞は新田が最初から、母の恨みで不倫相手の娘の葵を狙っていたことを確信し、新田らは母校の廃校にいる、とひかりに告げる。

葵がつらいときに栞と歌っていたという声が聞こえたひかりは、葵を発見。そこを新田に襲われる。樋口が駆けつけひかりは無事だったが、新田は逃走。廃校に仕掛けた爆弾を爆破させ、樋口は巻き込まれたように見えたが、倒れたふりをして新田を確保する。

新田は連行される際、ひかりの前で、ひかりの父が殺された時の最期の言葉「娘が独りぼっちになっちまう」を口にする。興奮するひかりがつかみかかると、新田はその殺害シーンの目撃を自供。ひかりは追究しようとするが、新田はそのまま連行。その途中で新田は、トイレに立ち寄った際に逃亡しようとするが、何者かが新田を襲う音をひかりが聞く。トイレに駆けつけた時は新田は男(手塚とおる)に硫酸を飲まされ、殺されてしまう。その証拠を沖原がなぜか握りつぶす、という内容だった。