声優宮野真守(36)梶裕貴(33)津田健次郎(48)が6日、都内で、映画「二ノ国」(23日公開)声優ドリームチームスペシャルイベントに出席した。

同作が描くのは「命の選択」という究極のテーマ。製作総指揮・原案・脚本は「妖怪ウォッチ」「レイトン」などのヒット作を手がけた日野晃博氏。監督はスタジオジブリの鬼才百瀬義行氏、音楽は久石譲氏の豪華メンバーが名を連ねる。キャスト陣にも山崎賢人、新田真剣佑、永野芽郁と若手実力派俳優がラインアップされている。

山崎と交流がある梶は、声優初挑戦の山崎に「思うままにぶつかればいい」とアドバイスしたことを明かした。山崎の実際のアフレコを見て、「監督や日野さんの演出を受け、真摯(しんし)に1つ1つ対応していく姿が本当にすてきでした」と話した。

公開前だが、3人は劇中の好きなせりふも実演。宮野は振り付きで「なぜ?」と話した。梶と津田から選出理由を聞かれると、このシーンのせりふがなくなったことを明かした。「でも『なぜ?』だけ言うのはどうと提案したら、それが採用されて、(アニメの)口の形も作ってもらった」とマル秘エピソードを披露した。

宮野は「日野ファンタジーですが、美しい中にもショッキングでシリアスな内容も詰め込まれています。主人公たちがきれい事ではないことを選んでいきます。僕たちも普段の生活でたくさんの選択を迫られる時があると思いますが、その時の大事なメッセージをくれる作品になると思います」とアピールした。