9日のヤクルト戦(東京ドーム)で巨人・坂本勇人内野手(30)がリーグ単独トップとなる30号をマークした。0―7の4回一死無走者の場面で、相手先発・小川の沈む球を振り払うように打ち返して左翼席へ。自身9年ぶり2度目の大台到達に「うまくバットに乗せられた。いっぱい打てるように頑張る」と笑顔だった。

 この主将の一発で口火を切ったかのように打線がつながり、ゲレーロ、岡本がそれぞれ2打席連続本塁打を放つなど打線が爆発。チームは7点差を逆転勝ちし「盛り上がったし、点差が離れても巻き返せる打線と再認識できた。いいきっかけになれば」と、満足げに振り返った。