女優の柏木由紀子(71)が13日、自身のブログを更新し「8月12日」のタイトルで、亡き夫・坂本九さんへの思いをつづった。

 柏木は「私の今までの人生の中で 一番衝撃を受けた日 8月12日 あれから34年目を迎えました 暑い暑い夏が来ると あの生々しい日々の地獄の様な 出来事が思い出されます~~ 私達の結婚生活は14年間 亡くなってからの方がず~~っと長くなってしまいましが、中身の濃い14年間だったと思います」(原文ママ)と振り返った。

 そして「最近年をとったせいでしょうか 昔の事を思い出したり、 幸せだった、彼との思い出に ふける事が多くなった様に思います いつか、生まれ変わったら あの日からの、閉ざされた続きを 彼ともう一度出来たらいいな~~なんて 思ったり!!」と、最愛の夫との2度目の人生を夢見た。

 坂本さんは「見上げてごらん夜の星を」「明日があるさ」などの名曲を次々にヒットさせ、1963年には米ビルボードチャートで「上を向いて歩こう(SUKIYAKI)」が3週連続1位の快挙を記録。世界に名声をとどろかせたが、1985年8月12日の日本航空123便墜落事故で帰らぬ人となった。43歳だった。

 時はめぐって当時11歳だった長女で歌手の大島花子は45歳になり、8歳だった次女で元宝塚女優の舞坂ゆき子は42歳になった。いずれも結婚して子供がいる。

 柏木は「この孫達、男の子がたくましくなって 将来ママ達をきっと支えてくれる事でしょう! 少し安心した私です」と孫の成長を喜び「今日は、娘達家族みんなで、 主人の事を思い、命日を 穏やかに、過ごす事が出来ました(あ~~ここにパパがいたらな~~)どうしても思ってしまいます」と亡き夫をしのんだ。

 また、東京・港区の長谷寺にある坂本家の墓の写真を掲載し「お墓にも、家にも、たくさんのお花が 皆さまありがとうございます」と感謝をつづった。