3年ぶりのアルバム「KEIJIHOLIC」(ユニバーサルミュージック合同会社)が先月、山野楽器の週間チャートで、嵐や映画「天気の子」のサントラ、菅田将暉らに次ぐ5位となり、大ブレークの兆しなのが、シンガー・ソングライターの川島ケイジ(年齢非公表)だ。「類いまれなる歌声」「魂から生まれる歌唱」と評される川島を直撃し、意外すぎる素顔に迫った。
――Chage(チャゲ)ら業界の大物もホレ込むそのハスキーボイスは天性のもの
川島:お酒好きですけどそんな大酒飲みでもないですし、たぶん歌いすぎで声がこうなっていったっていう感じですね。
――美声を保つ秘訣は
川島:基本的に独学でここに力入れたらとか、ここで息を吸ったらとか研究していってる段階。毎日、自分の体と相談しながら整えてるっていう感じです。
――身長181センチで、体重は
川島:いま69キロぐらい。20代のときは56キロぐらいしかなくてガリガリだったんですけど、最近公園でストリートワークアウトっていうんですかね、鉄棒使って筋トレをずっと。ここ1~2年そういうのやり始めてから、さらに声が出るようになりました。
――じゃあ、けっこう近所でも…
川島:怪しいと思いますよ。団地の中の公園で、金髪のお兄ちゃんが懸垂をガンガンやってるので、たぶん相当目立ってると思います。
――昼間に
川島:ですね。最近は暑いから夕方ぐらいにしてます。
――どこを目指してる
川島:Chageさんに「お前、彫刻になろうとしてるのか」って言われて、「歌うギリシャ神話」っていうキャッチフレーズをつけてもらったんですけど。
――金髪交じりの髪形が特徴的。こだわりが
川島:ありますね。もともとすごい天パーなので、それを生かした髪形にしようと思って。デビューしてからずっとこれ。まずインパクトで覚えてもらわなきゃっていうのがあって。
――芸名の下の名前がカタカナなのはなぜ
川島:デビューのときお世話になった、ワーナーミュージックとユニバーサルの会長をずっとやってた石坂敬一さんが「敬治って漢字がちょっと分かりづらいし、検索しづらいし」ってことでカタカナに変えたんですね。でも最初は「“錦糸町のアラン・ドロン”っていうキャチフレーズでいこう」みたいに言われて(笑い)。当時、錦糸町の近くに住んでたんで。
――ネットではハーフ説が出ている
川島:よくみんなに疑われますが100%日本人です。
――年齢非公表なのはなぜ
川島:石坂会長が「もっとミステリアスな存在にしたい」って言うので非公開にしてたんですよね。ただ最近グーグル(検索)で(実年齢が)出ちゃってますね。
――女性ファンが圧倒的に多い
川島:酸いも甘いも分かってる40~70代の女性が多いですね。あんま若い子には人気ないですね。やっぱ声とかもちょっと渋いんですかね。落ち着いてますし、大人の音楽っていう形になってますよね。同性の方もファンになってもらいたいので、ぜひライブ来てほしいなと思います。
――今後の目標
川島:紅白ですかね。あと最近、コシノジュンコさんとかファッション関係の方とご一緒することが多いので、そういう系や美容系のCMとか、自分も出つつ自分の曲が流れるみたいなのができたらいいですよね。
☆かわしま・けいじ 学生時代に音楽活動を開始し、2016年8月にユニバーサルからメジャーデビュー。Chage主催の音楽フェスやツアーに出演するなど、その歌唱力は高い評価を得ている。