女優・高畑淳子(64)の長男で俳優の高畑裕太(25)が16日、東京・下北沢で上演された舞台「さよなら西湖クン」(同所で25日まで)に出演し、芸能活動を再開した。

 高畑は2016年8月、映画の撮影で滞在していた群馬県で宿泊先のビジネスホテルの女性従業員に乱暴したとして逮捕されるも、示談が成立し不起訴、釈放された。とはいえ事件の影響は大きく、所属事務所からマネジメント契約を解除され、芸能活動は休止していた。

 同舞台を演出した和田憲明氏は業界では厳しいことで有名だが、それにもかかわらず和田作品出演を望む俳優は多いという。和田氏が行っていたワークショップに高畑も参加しており、出演メンバーに選ばれたようだ。

 舞台は、幼少期、野球のリトルリーグのメンバーで仲が良かった6人が、大人になって再開し、昔話で盛り上がりながら6人の仲の良さを再確認するというもの。

 高畑は気性の荒いヤンチャな青年の役を熱演。役作りのため、髪の毛を明るめの茶色に染め、ひげを生やしていた。

 公演中は終始声を張り上げ、酔っ払ってキレる場面などを一生懸命演じてた。

 会場には母・淳子と姉の高畑こと美(32)が訪れ、舞台を鑑賞した。

 公演後、こと美はコメントを求められるも、取材を拒否。淳子も報道陣を避けるようにして会場を去っていった。

 高畑は劇場関係者の運転する車の後部座席に乗り、会場を後にした。黒の帽子をかぶり、車内から報道陣をしっかりと見つめ、堂々としているように見えた。