竹中直人(63)が23日、都内で映画「荒野の誓い」(スコット・クーパー監督、9月6日公開)のトークイベントに出席した。

まもなく公開を迎える同作や西部劇の魅力を語るトークイベント。主演のクリスチャン・ベールが大好きという竹中は、トーク中にその愛をさく裂させた。

竹中は同作をすでに鑑賞したといい「人間の魂の根源みたいな話だけれど、それを説明ゼリフなく撮っている。俳優がいきいきしていて、たまらないです」と太鼓判。西部劇の魅力を「広大な自然、馬、インディアンとの戦いに尽きるんじゃないですか。風景だけでも大きいスクリーンならではの映像がある」と語った。

西部劇には欠かせない馬については「馬は人をバカにするから怖いですよ。人をよく見ている」と持論を展開。時代劇の撮影で馬が暴走したエピソードを紹介すると「首にしがみついて、『助けて~!』って。人生でそんな叫んだの初めてじゃないかな」と苦笑交じりに回想した。続けて「助けてくれた人が格好良かったですよ~。その人の顔、クリスチャン・ベールみたいでした」とオチを付けて笑いを誘った。

日常にロマンを感じる瞬間についても「映画好きなので、映画館を出た後かな」。自然と話題が今作の内容に移り、「今回の作品もクリスチャン・ベールにロマン感じまくり。バックショットだけで見事でした」と満面の笑みを浮かべた。実際に会いたいか? と聞かれると「お会いしたら、失神しちゃうと思う」と身震いしていた。