【カリフォルニア州ロサンゼルス23日(日本時間24日)発】ドジャースの前田健太投手(31)が22日(同23日)のブルージェイズ戦に先発し、6回を4安打2失点。自身に白星はつかなかったが、チームは3―2で逆転サヨナラ勝ちを収めた。ナ・リーグ西地区優勝へのマジックは「14」になった。

 CBSスポーツ電子版に「前田はゾーンを効果的にコントロールし、85球中ストライクを57球投げ、空振りを19も奪う活躍でトロント打線を翻弄」と評された好投も「ドジャースは9回まで、3回の前田健太のシングルだけが唯一のヒットだった(ロサンゼルス・タイムズ紙電子版)」と援護がない状況だった。

 ロバーツ監督から「ケンタのヒットがなければノーヒッターになっていたかもしれない」と褒められた前田は「僕がヒットを打った時はこうなる展開はまったく読めなかったんで、よかったと思います。僕のヒットがサヨナラにつながったと、そう思っておきます」と笑いながら話した。

 なお、この試合で25先発登板を果たした前田は150万ドル(約1億6000万円)に加え、130投球回に到達したため、25万ドル(約2660万円)のボーナスを得た。