西島秀俊(48)西田敏行(71)が26日、都内で、ダブル主演映画「任侠学園」(木村ひさし監督、9月27日公開)完成披露舞台あいさつに出席した。

西島は初めてやくざを演じる。共演する白竜をあげ「白竜さんのように本物のやくざとは違って」と話すと、会場からクスクスと笑いが起こった。「そういう意味じゃなくて、本当に怖いやくざ役と闘わなければいけなくなる真面目なやくざなんです」と慌てて訂正した。

本作では組長を演じる西田だが、北野武監督作品「アウトレイジ」シリーズで若頭役を演じている。「私のことを本当に反社会の人と思っているでしょう」と話し、会場を笑わせた。「今回西島くんが若頭を演じるということで、こんなにきれいな人がやったらどんなことになっちゃうのかなと思って期待と不安があったけど、ちゃんときれいな、立派な若頭を演じてくれました」と話した。「反社会組と言われている阿岐本組は社会を応援する組織団体なので“援”社会グループと解釈していました。なので、とても気持ちよく演じられた」とアピールした。

この日、伊藤淳史(35)葵わかな(21)葉山奨之(23)桜井日奈子(22)生瀬勝久(58)木村監督(52)も登壇した。

西島と伊藤はドラマ「ダブルフェイス~潜入捜査編」で共演している。西島は伊藤に「そう言えば死んでたよね」と話すと、伊藤は「あのころ、僕を殺すとヒットするというジンクスがあって…。あっ、やばい。今回生きてる」と話し、会場を笑いに包んだ。

また、生瀬は「今ドラマに出演していまして」と切り出し「僕、犯人知ってます。この映画を宣伝してくれたら犯人教えます!」とアピールし、キャスト陣から「マズイでしょう!」と突っ込まれた。