読売テレビの大橋善光社長(65)が28日、大阪市中央区の同局新社屋で記者会見を行った。

大橋社長は、芸能事務所とテレビ局をめぐる圧力問題について「圧力とか忖度(そんたく)は無縁。社内でも聞いたことはない」と否定した。

昨年1年間、営業担当をしていた経験から「ライバルは意識していた。当然、いろいろな立場の人が自分のところの仕事を増やそうとする。問題はそれが、本来望ましくない形で出てくること。これはあってはいけないこと」と話した。

また、テレビ局の立場から「普通の企業以上に、仲間に対してコンプライアンスの徹底はお願いしたい」と呼びかけた。

さらに、25日に「24時間テレビ」でスペシャルサポーターを務めた関西ジャニーズJr.のなにわ男子の出演を、来場者の安全性を優先し中止にしたことについて、「本当に申し訳なかった」と謝罪した。「ご不便をおかけした結果、ケガや放送できないトラブルは防げたが、我々の読みが甘かった」と振り返った。なにわ男子の人気について「改めてアイドルってすごいですね」と話した。