タレントで予備校講師の林修氏(53)と人気子役の新津ちせ(9)が28日、都内で行われた「知って食べればもっと好きになる!JAやさい体験!」イベントに登場した。

「やさいの日」(8月31日)キックオフイベントとして実施されたもので、野菜が大好きでJAグループのサポーターを務める林氏が、野菜にまつわる豆知識を授業形式でレクチャーし、ヒット中のアニメ映画「天気の子」監督の新海誠氏の娘でもある新津が生徒役として参加した。

 新津から「甘いトマトと酸っぱいトマトの見分け方を教えてください」と質問された林氏は、2つのトマトを水を張った水槽の中に入れると、一方のトマトは沈み、もう一方は浮いた。

「糖度の高いトマトは沈みます。でも、この見分け方は買い物中にはできないので、買ってきたトマトを家で水に入れて確かめるしかない。すっぱいトマトはお父さんにあげましょう」とアドバイスして会場を笑わせた。

 林氏は普段から食事には気をつけ、毎日野菜を食べているという。「日本にはレベルの高いおいしい野菜がたくさんある。みなさんもっと国産の野菜を食べてください」と呼び掛けた。

 そんな林氏がJAグループのサポーターに就任することになったのは2018年のこと。月刊誌「月刊JA」の17年1月号で、当時のJA全中会長の奥野長衛氏と対談したことがきっかけだった。

 JAグループの関係者は「以前から林さんは、ご自身が出演する番組などを通してJA主催のイベントなどに参加されていました。月刊JAでの対談を機に奥野前会長と食や農業の未来のありかたについて考える中で意気投合し、18年から正式なサポーターとしてJAをPRしていただくことになりました」と話す。

 林センセイの活動の場は広がるばかりだ。