反社会的勢力の開いた忘年会に参加してギャラを受け取っていたとして、謹慎処分を受けていたお笑いコンビ「ガリットチュウ」の福島善成(41)が29日、都内で行われた映画「ターミネーター‥ニュー・フェイト」(11月8日公開)のファンイベントに出席した。

 福島はT―800型ターミネーター、相方の熊谷茶はサラ・コナーのコスプレで登場。福島は「いろんな意味で『アイル・ビー・バック』です」と、かつて「ターミネーター」でアーノルド・シュワルツェネッガーが発したセリフをもじって、現在の心境を明かした。

 ターミネーターといえば“不死身”のイメージだが、報道陣から「1か月前は不死身で戻ってこられると思ってた?」と聞かれた福島は「全くないですね。1か月前は心ボロボロでしたんで…」と、謹慎中のつらい日々を振り返った。

 闇営業問題で謹慎処分を受けた吉本の所属芸人では「雨上がり決死隊」宮迫博之と「ロンドンブーツ1号2号」田村亮を除いた11人が、今月19日に処分が解け復帰した。

 謹慎となった原因は、報道された直後に「ノーギャラだった」とウソをついたためだが、「実際は宮迫が『ノーギャラだった』と口裏を合わせるよう後輩に命じたのが原因。だから宮迫、亮を除く芸人には『謹慎はかわいそう』と同情する声が強かった。そういう意味では、19日に謹慎を解除された芸人がイベントなどに参加することに支障はないでしょう」(お笑い関係者)。

 だが一方でこんな見方も。「この日はターミネーターのコスプレだったこともあって、シリアスな話はしにくかったから深くは聞かれなかったけど、今後は宮迫がどう指示したのかとか、吉本のパワハラ体質などを報道陣から厳しく追及される可能性がある。そうなると、主催者サイドもオファーしづらくなるかも」(イベント関係者)

 謹慎処分は解除された“闇営業芸人”だが、活躍できるかどうかはまだまだ不透明だ。