【カナダ・オークビル14日(日本時間15日)発】フィギュアスケートの「オータムクラシック」男子フリーが行われ、前日のショートプログラム(SP)で首位発進した五輪2連覇の羽生結弦(24=ANA)が180・67点をマークし、合計279・05点で優勝を飾った。  冒頭の4回転ループ、続く4回転サルコーは着氷が乱れた。体勢を崩しながら何とかこらえたがGOE(出来栄え点)は減点。その後、2つの4回転トーループは回転不足となったが、ジャンプ以外のステップやスピンで得点を稼ぐ安定した滑りを見せ、今季初戦で期待通りのVを手にした。  次戦は10月25日開幕のグランプリ(GP)シリーズ第2戦のスケートカナダ。さらに磨きをかけ、シーズン終盤での大技・クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の習得を目指していく。