陸上の世界選手権(27日開幕、カタール・ドーハ)の壮行会が17日、都内で行われた。

 男子400メートルリレーはサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)、桐生祥秀(23=日本生命)、小池祐貴(24=住友電工)の“9秒台トリオ”が出走予定。金メダル獲得が期待されるが、小池は目の前のレースに集中する。「結果はイメージしていない。100%のレースが出来たら」と一戦必勝を誓った。

 また、2020年東京五輪代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC)への参加を見送り、今大会に向けて調整を重ねたプロランナー・川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損保)は、3秒差で9位に終わった17年ロンドン大会のリベンジに燃える。「2年前に果たせなかった8位入賞以上の目標を達成したい」と気合十分だ。

 MGCでは、何度も対戦してきた中本健太郎(36=安川電機)の走りを見て「厳しいなと思う場面でも、持ちタイムには出ない強さを発揮してくれたので元気が出ました」と刺激を得た。

 マラソンはドーハの暑さを考慮して真夜中開催となるが、逆境に強い川内にとっては好都合。「夏のマラソンは準備が大切」と6月に下見をするなど準備は万端。4度目の挑戦で悲願達成なるか注目だ。