太田裕美 乳がんで7月手術、8月から抗がん剤治療 活動続けながら回復へ

 「木綿のハンカチーフ」や「さらばシベリア鉄道」などのヒット曲で知られる歌手の太田裕美(64)が18日、公式ブログで、乳がんであることを公表した。今年7月に手術を受け、8月から抗がん剤治療に入っているという。

 太田はブログで「乳癌に罹患しました」と打ち明け、「すでに7月の京都のコンサート後に手術をし、8月から抗がん剤治療に入っています」と、経緯と現状を説明した。

 「休養を取っての治療の選択もありましたが、来春までのスケジュールが決まっていましたし、11月にはデビュー45周年の大きなイベントも控えていましたので、あえて、治療しながら歌っていく、ということを選択しました」と、休まず活動しながら治療を受けている理由を説明した。

 2016年に愛犬小太郎くんをアナフィラキシーショックで失っている太田は「病気になって初めて知る“気づき”がたくさんあります。神様はまた新たな試練を与えて下さってるんだ、と現実をしっかりと受け止めつつ、今まで通り、朝起きてご飯作って洗濯して掃除して、十兵衛と散歩して、歌を作り歌っていく、そんな日々の営みを大事に続けていこうと思っています」と気丈に約束。

 今年はデビュー45周年の節目で、11月1日には「木綿のハンカチーフ」と「さらばシベリア鉄道」のセルフカバーを含む記念アルバム「ヒロミ☆デラックス」をリリースし、11月24日には東京国際フォーラムホールCで「まごころ大感謝祭〈45周年45開店でくーるくる〉」を開催する予定。他にも発表されているだけで年内、6本のコンサートに出演することが決まっている。

 太田は「これからもまごころ込めて歌っていきます」と誓っている。

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