「水曜日のダウンタウン」(TBS系)でのクズっぷりが話題になり再ブレーク中のお笑いトリオ「安田大サーカス」クロちゃん(42)が26日、都内で初エッセー「クロか、シロか。クロちゃんの流儀」(PARCO出版)の発売記念イベントを行い、いまだに親からの仕送りを要求していることを明かした。

 クロちゃんは「僕にとって仕送りは固定給。でも、最近は『孫に使いたい』と言って送ってくれない。だから『あなたがおなかを痛めて産んだ子供は誰ですか? 孫を取るのか僕を取るのか?』と尋ねたら、『そりゃ、あんたでしょ』と納得してくれた。親は僕のことが大好きだし、僕も親が大好き。あくまで親孝行のために固定給をもらっている」と主張。

「子供に手がかからなくなったら、張り合いがなくなってコロッと逝くパターンが少なくない。別にお金が欲しいわけではなく、これは親孝行だから。孫に使いたいという理由は納得できない。ただ、親も年金生活なのでね。もらえるものはもらって、いつか温泉にでも連れて行ければ。親は『お金は返さなくていいから、成長した姿を見せてほしい』と言っているので。お金を返すのは親不孝になる」とまくしたてた。

 二十数年の間に総額6000万円以上を仕送りしてもらっており、芸人として有名になってからも続いているという。親が額に汗して稼いだ尊いお金は、パチンコ、キャバクラなどの遊興費に消えた。一般常識からすれば最低のゴミ人間にしか見えないが、クロちゃんは立派な“親孝行”と言い張っている。

 かねてアイドル志望で、いまだに夢を諦めてはいない。心も体も芸人ではなく、アイドルなのだという。「CDを出したら親にいっぱい買ってもらう。握手券をつけて、めっちゃ握手してもらおうと思っている」と、夢の先にも親の金をあてにしている。

 ただ、最後に「僕は努力しないで、ここまでくることができた特別な人間。奇跡の人。皆さんはマネしないでね」とクギを刺すことを忘れなかった。良い子は絶対にマネしないように!