演歌歌手大月みやこ(73)が1日、東京・中央区の三越劇場でコンサートを開催した。

同所で11年連続で実施している秋の恒例イベント。今年のテーマは「温故知新」にした。デビューをした1964年(昭39)のヒット曲「女心の唄」「東京の灯よいつまでも」などのカバー曲や、9月25日に発売したばかりの新曲「涙川」など20曲を披露。「デビューをしたころを思い出しながら歌いました。昭和のすてきな歌謡曲よ、もう1度という思いです」。

「ラスト・ワルツ」などの洋楽3曲にもチャレンジ。「子供のころは英語に憧れていたんです。この公演で歌うために一生懸命に英語の歌詞を覚えました」と明かした。

昭和、平成と歌い継ぎ、令和の新時代に入った今年6月からデビュー56年目に突入した。「これまで、私はいつも『今が一番幸せ』と思ってやってきました。今も『今が一番幸せ』。これからもです」と笑顔で言い切った。

来年は公演会場を三越劇場から国立劇場に変更する。「前回の五輪の年にデビューをして、2回目の五輪の時に初めて国立劇場で公演をします。9月11日に日時は決まっていますが、それ以外はすべてこれから。ファンやスタッフへの感謝の思いを込めながら集大成のコンサートにしたい」と熱く語った。