演歌歌手原田悠里(64)が1日、東京・大田区民ホールでコンサートを行った。

公演の目玉は創作曲「明治の幻燈 蝶々夫人」の初披露。オペラ「蝶々夫人」をモチーフにして、クラシックと演歌、そして歌謡浪曲を融合させ、約20分かけて朗々と歌い続けた。

「(ソプラノ歌手の)マリア・カラスに感激したことがきっかけとしてあり、二葉百合子先生の歌謡浪曲と学生時代に声楽を担当した先生にも教えていただいた」と説明。師匠の北島三郎からも「いろんなことに挑戦しなさい」と常々指導を受けていることも背中を押したという。「日ごろ出さない音域の声を出しています。1オクターブ近く上の音域です」。

今年がデビュー38年目。「技術も体力も現状維持ではなく伸ばしていきます。私は欲張りなので」と笑顔で話した。

今月11日にNHK大阪ホールで行う大阪公演は「第74回文化庁芸術祭」へ参加することが決まっている。