3人組ダンスボーカルグループ「w-inds.」(橘慶太=33、千葉涼平=34、緒方龍一=33)が4日、東京・千代田区の東京国際フォーラムでライブを行った。

 7月に始まった10都市11公演のツアーもこの日がファイナル。7月にリリースした新曲「Get Down」で幕を開けると、「Future/Past」というツアータイトル通り、過去の曲から最新曲まで幅広く披露した。5000人の観客はスタートから大興奮だ。

 中でも「タイムマシーン」という曲をライブでパフォーマンスするのは、なんと15年ぶり。緒方は「(客席が)ザワザワとザワつきました」と笑った。橘は「大人になったので、過去のナンバーって新しくていいよねって。常に新しいものを追求していきたいという思いが人一倍強い」。

 デビュー20年目の2020年に、恒例のファンクラブツアー(来年1月31日~3月15日)を開催することも発表した。このツアーでは毎年、試験的なことに取り組んでおり、今年はなんと歌わない「トークライブ」でツアーを回った。橘は「来年はEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)のダンスナンバーだけでツアーを回ってみようかなと」と明かした。

 20日には、ダンスボーカルグループにスポットを当てたw-inds.主催のフェス「w-inds.Fes ADSR 2019―Attitude Dance Sing Rhythm―」を東京・豊洲PITで行う。

「w-inds.Fesは昨年に続いて2度目。今回は実力派はもちろん、オリエンタルラジオ率いるRADIO FISHが出演するのも注目ポイント。実はRADIO FISHのメンバーがw-inds.のバックダンサーを務めている縁で実現した。w-inds.がダンスボーカルグループをフィーチャーするために始めたイベントだが、着実にその輪は広がっている」(音楽関係者)

 w-inds.の思いが詰め込められたイベントになりそうだ。