あの昭和スターたちが夢の大集結! お笑いトリオ「ヒップアップ」の元リーダーで“アダモちゃん”こと島崎俊郎(64)、夫婦漫談の林家ペー、パー子(ともに年齢非公表)らが7日、生特番「BSフジ11時間テレビ2019 全国対抗! 脳トレ生合戦!!」記者発表会に出席した。

 この日で放送開始から5年目に突入した「クイズ!脳ベルSHOW」(月~金午後10時ほか)の特番で、今年で3回目を迎える。同番組は高齢者向けのゆるいコンセプトと、お笑いコンビ「ますだおかだ」岡田圭右(50)、川野良子アナ(49)コンビの軽妙な司会がバカ受け。毎日の放送以外にもBSフジ、フジテレビでそれぞれ再放送され、一日に3回楽しむことができる。

 番組開始以来、すでに約1000人が出演した。この日はその中から厳選されたメンバーが集結したが、島崎は「選ばれたのがこれ?」と首をかしげ、オフィシャルカメラマンを務めるペーは「私は恥ずかしい」と不満を漏らしつつ「ペーパーだけに神(紙)対応します」と得意のダジャレを炸裂させ、パー子を「ハーハッハ」と笑わせた。

 島崎は久々にカメラに囲まれたのがうれしくて仕方ないようで、すでに放送コードぎりぎりになったキャラ「アダモステ」に扮して、十八番のギャグ「ペイ!」を披露。

 その後、本紙に「おい、なんでPayPayのCMが俺に来ないんだよ。せっかく今がチャンス、俺の時代がやって来たと思ったのに。AirPAYもそうだよ。よく書いといてよ。おかしいって」と、千載一遇のチャンスを逃し、宮川大輔(47)、オダギリジョー(43)らがCMに起用される現状を嘆いてみせた。

 それにしても、さすがバラエティーの雄・フジテレビより自由な社風といわれるBSフジだ。シニア向けの番組に、ペイ&ペーコンビを登場させ、さりげなくキャッシュレス時代に対応させる遊び心が、なんとも粋ではないか。

 ほかの出演者はJAGUAR(年齢不詳)、大木凡人(74)、小桜京子(84)、氏神一番(60)、天龍源一郎(69)、マリアン(57)。この日は、会見後にレギュラー放送を一挙5本撮りする強行スケジュールのため、岡田は「初めは昭和の憧れスターと共演できて夢のようだが、終わったころには悪夢になってしまう」とお疲れ気味だった。特番は11月16日午前11時から生放送される。