お笑いコンビ「エレキコミック」のやついいちろう(44)が8日、東京・江東区のお台場ダイバーシティ東京プラザの「うんこミュージアム」で、デジタル絵本「へーこき左衛門ぷぅの介」(25日配信予定)の発表会を行った。

 同作は、主人公の放屁によって現れたオナラの精霊「ぷぅの介」が、様々な騒動を引き起こすファミリーストーリーで、やついは主題歌と、ぷぅの介の声を担当している。

 主題歌のオファーを受けたときは「ウソだろ?ドッキリなんじゃないかと思った」という。それでも「これまで、ウンコのネタを散々やってきた。いつになったらそういう仕事がくるんだろう?と思っていた。ついに実がなったなという感じ」と満足感に浸っていた。

 ただ、起用の理由は長年培ったウンコネタだけではない。関係者によると「やついさんの持っている無垢な少年っぽさが、今回の企画に起用させていただいた理由です」。やついのキャラそのものが、今回の仕事につながったようだ。

 この日は、主題歌を初めて公の場で披露し、会場を持ち前の明るさで一気に盛り上げた。

 お笑いだけでなくDJとしても活躍するやついは毎年、音楽フェスティバル「YATSUI FESTIVAL!」を主催しており、チケットは毎回完売するほどの人気イベントだ。やついの少年のような人柄が多くのファンの心をつかみ、仕事の輪も広げている。