佐渡岳利監督(53)が29日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで、東京国際映画祭2019特別招待作品「NOSMOKING」(11月1日公開)舞台あいさつに出席した。

同作は今年デビュー50周年を迎えたミュージシャン細野晴臣(72)のヒストリーと、知られざる創作活動に完全密着したドキュメンタリー作品。

同作を見た細野の感想を「本人はご自身の姿を見るのが好きではなくて、恥ずかしいとおしゃっていました」と話した。

星野源(38)をナレーションに起用している。「細野さんを大リスペクトしていて、プライベートでも仲が良い。気持ちのある方がいいなと思ってオファーしたら、ご快諾いただきました」と語った。

細野は「若いミュージシャンと触れあうことが好き」と明かした。「星野さんもその1人。自分の音楽を受け継いで欲しいというよりも、ともに音楽をする仲間として捉えていると思います。ご自身もまだまだ音楽を作っていきたいとおっしゃっていましたし、若い新鮮な感覚で、色眼鏡のかかっていない感覚とやるという方が感覚として近いと感じました」と話した。

タイトルについて、「細野さんは愛煙家。NOSMOKINGとすることでSMOKINGの魅力を逆に知っていただくという思いもあったと思います」と説明した。