大地真央(63)主演の音楽劇「ふるあめりかに袖はぬらさじ」(27日まで)が3日、東京・明治座で幕を開けた。

幕末の横浜を舞台に、芸者お園のウソが招いた騒動を描いた有吉佐和子の名作の音楽劇。17年に初演され、今回の再演は博多座を経ての明治座がい旋となる。大地は「2年で再演できてうれしい。おしゃべりで、飲んべえいな芸者の役で、やればやるほど楽しくなってきます」。

芸者姿で歌い踊り、長いせりふに、初演から始めた三味線の弾き語りもみせる。出演するCMでおなじみの「愛はあるんか」の言葉も飛び出す。「見どころは満載です。出演者も半分くらい代わって、より深みが出たんじゃないでしょうか。食べて寝て、千秋楽まで頑張ります」。

共演の横内正も「僕だけ外国人の役で、孤独感を感じています」と言えば、再演から参加の矢崎広は「出演できてうれしい。僕らのような若い世代にも見てほしい」と話した。