レディ-・ガガ(33)が、イタリアの老舗ファッションブランド「グッチ」の創業者一家を描いた映画に主演することが明らかになった。

リドリー・スコット監督による同作は、グッチ勃興、一族の内紛、天才トム・フォードによる復活、そして、一族の崩壊を描いたサラ・ゲイ・フォーデンの著作「ザ・ハウス・オブ・グッチ」を基にした作品。

映画情報サイト「Deadline」によると、ガガは、1995年に創始者の孫で、ブランドの実権を握り、社長となったマウリツィオ・グッチ氏の殺害を計画し、有罪となった元妻パトリツィア・レッジアーニ役で主演するという。

別の女性のもとへ走ったマウリツィオ氏を恨んだレッジアーニは、殺し屋を雇い、同氏を殺害したとして懲役29年の判決を受けたが、18年間の刑務所生活の末、2016年に釈放された。

これまでに何度も映画化の話が持ち上がっていた同作だが、スコット監督がついに、妻のジアニーナ・ファシオと共にプロデュースすることを決めたという。

ガガにとって、ブラッドリー・クーパーと共演した「アリー/スター誕生」(2018年)以来、初の主演作品となる。ガガは同作でアカデミー賞主演女優賞候補となり、自ら歌った主題歌「Shallow」が最優秀オリジナルソング賞を受賞している。(ニューヨーク=鹿目直子)