今年4月にフジテレビに入社した藤本万梨乃アナウンサー(24)が、今月からフジテレビ系「めざましテレビ」(月~金曜午前5時25分)のレギュラーを務めている。東大医学部卒の知性と、初々しい感性に迫ってみた。
今月から“めざましファミリー”の一員に加わった藤本アナ。
「フィールドキャスターとして取材に出掛けることが多いので、スタジオにいることはありませんが、スタッフや先輩方に優しく、末っ子のようにかわいがってもらっています」
入社から7カ月がたった。
「こんなにいろいろなジャンルの仕事をやらせてもらえるのだと、びっくりしています。バラエティー番組では進行、そしてゲストとしても出演させていただき、スポーツでは取材、リポート。報道番組ではニュース読みにフィールドキャスターとして現場取材を、やらせていただいてます」
スポーツは、全く未知の領域だった。ラグビー、トライアスロンと勉強しながらの取材だった。
「ルールも選手のことも全然知らなかったので、スポーツ紙を、よく読むようになりました。実は自転車に乗れないので、トライアスロンなんてもっての外だったんです。泳ぐのも駄目だし、できるのはランだけ。ダンスとクラシックバレエはやっていたけど、運動神経は、ちょっといけませんね(笑い)」
報道では事件現場に取材に行った。周辺を回って話を聞き込み、現場からリポートをした。
「新しい情報が出てきて、どういう風に映して伝えるか、自分が画面のどの位置に立ったらいいか。ディレクターさんやカメラマンさんに、すごく相談にのってもらって勉強しています。多分、大学の時より勉強している気がします(笑い)」
いろいろな経験をする中で、興味を持っているのがバラエティー番組だ。
「進行をやらせていただいたことがあるのですが、台本通りに進まない(笑い)。その場での対応力が求められるし、すごく鍛えられるんじゃないかなと思うんです。ぜひ、挑戦してみたいです」
クールビューティーに笑みが浮かんだ。【小谷野俊哉】(つづく)
◆藤本万梨乃(ふじもと・まりの)1995年(平7)10月30日、福岡県生まれ。東大医学部健康総合学科在学中に、雑誌「non・no」のモデルやAbemaTVのキャスターを務める。19年4月にアナウンサーとしてフジテレビ入社。10月から「めざましテレビ」のフィールドキャスター。趣味はクラシックバレエ、ダンス、半身浴。血液型AB。