「吉本新喜劇ワールドツアー~60周年 それがどうした!~」の中国・上海公演が9日まで2日間、中国のChina Great Theatreで行われ、すっちー(47)吉田裕(40)による「乳首ドリル」が大ウケした。

今年3月に60周年を迎えた新喜劇は、国内全国47都道府県93公演を終え、海外公演へと展開。今回の上海公演は「上海国際コメディフェスティバル」に日本から初参加し、オープニング作品として上演された。

よしもとクリエイティブ・エージェンシーによると、観客は、中国の現地客が8割程度を占めたといい、字幕を用いるなどして上演。「乳首ドリル」コンビに加え、酒井藍(33)も出演して大暴れ。会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

すっちーは「上海に来て早々に超高層ビル群にのみ込まれています。お客さんは日本人の割合が多いと思っていたので、公演が始まるまで落ち着かなかったし、久しぶりに変な緊張をしましたが、お客さんの反応がすごく良かったのでホッとしています」とひと安心。「海外でも吉本新喜劇は通用するのではないかという希望が見えたので、ガンガン公演をやっていきたい」と手ごたえをつかんだ。

一方の酒井は「お客さんのほとんどが中国人だと聞いてかなり不安で緊張しました」。前日は朝まで、字幕内容についての打ち合わせを続けたといい「そのかいあって、ものすごく多くの笑い声をいただけて本当に良かった」と喜んでいた。