初代タイガーマスク(61)率いるリアルジャパン(RJ)は12日、東京・千代田区の帝国ホテルで会見を開き、12月5日の東京・後楽園ホール大会で対戦する、前レジェンド王者スーパー・タイガーと関根“シュレック”秀樹(46)が意気込みを語った。

 9月大会で船木誠勝(50)とのタッグで初参戦し、圧倒的なインパクトを残した関根。スーパー・タイガーからの指名を受けての2戦目となるが「ただのいけにえになるつもりはないが、いい試合をするなどの余裕もない。単純に自分のパワーとテクニックで倒したい」と腕をぶした。

 スーパー・タイガーとの対戦について関根は「気をつけなければいけないのはやはり蹴り。もらいすぎるとタイガー・スープレックスを食らう恐れがあるので、どう対策するか」と変幻自在のキックに危機感を募らせた。

 一方、9月大会で藤田和之(49)に敗れ、レジェンド王座を失ったスーパー・タイガーは関根を指名した理由について「ベルトを失って次に誰とやるのか。後ろには下がれないと思ったときに、強さを発揮している関根選手しかいないと思った」と説明した。

 RJ代表の平井丈雅代表(54)は「また一から頂点に向かうタイガーの思いを、関根選手は快く受け入れてくれた。前回大会でファンのみならず、関係者からも絶賛された関根選手には、今後もリアルジャパンのリングで強さを発揮してもらいたい」と2人の戦いに期待を寄せた。

 なお、12月大会のメインで、第14代レジェンド王者・藤田に船木が挑戦することも併せて発表された。