メニエール病のため18年から芸能活動を休んでいた今井翼(38)が、来年2月に片岡愛之助(47)のシスティーナ歌舞伎「NOBUNAGA」(2月13~16日、徳島・鳴門市の大塚国際美術館)に出演することが25日、分かった。この日、都内で行われた会見で発表された。

今井は14年にめまいなどの症状を起こすメニエール病を発症。18年には滝沢秀明氏とのユニット「タッキー&翼」を解散。その後、所属したジャニーズ事務所を退所し、治療に専念していた。この日の会見でコメントを寄せた今井は「おかげさまで順調に体調も回復しており、来年2月の公演に向け、さらに万全を記して準備をして参りたいと思っております」と意欲をみせた。

今井は愛之助と新作歌舞伎「GOEMON 石川五右衛門」で共演して以来、一緒にごはんを食べてたり、ラインもするなど親交を深めていた。愛之助は「まじめで取り組みや吸収力も早い。最近も食事したりしたけれど、顔色もいいですよ」と話した。

今回の「NOBUNAGA」は信長を主人公にした新作で、信長は双子という設定となる。2人の信長を演じる愛之助は「信長を務めることあるとは思っていなかったので、驚いた。大河ドラマ『麒麟がくる』では今川義元を演じるけれど、しっかりと信長を演じたい」と話した。