漫才協会(青空球児会長)総出演の第50回記念「漫才大会」が11月30日、東京・浅草公会堂で行われ、ナイツ、U字工事ら人気コンビに、青空球児・好児の大ベテランから若手まで約50組が参戦した「王座決定戦」で、若手の母心(ははごころ)が初の頂点に立った。

「漫才大会」で初めての「王座決定戦」が昼・夜の部通しで、7時間かけて行われた。1組3分の持ち時間で、時間をオーバーすると、照明が消されるガチの決定戦。A・B・Cの3ブロックから、観客の投票でAブロックはオキシジェン、Bブロックは母心、Cは磁石と、若手が勝ち上がった。3組による決勝戦の結果、タクシー運転手が歌舞伎役者だったらというネタで客席を沸かせた母心が、初の王座を獲得した。

コンビ結成12年、福島から上京して漫才協会に入って8年目。嶋川武秀(41)は「寄席芸人を目指してやってきた。お客さんに支持されたのがうれしい」と言えば、関あつし(40)も「シンプルにうれしい。これをきっかけに東洋館にも来てほしい」と話した。

この日は爆笑問題がゲスト出演。投票の結果、決勝に残れなかったナイツに、太田光は「忖度(そんたく)がないんだ。残酷だね」と慰めた。