【カリフォルニア州サンディエゴ発】メジャー全30球団の幹部や代理人らが一堂に会するウインターミーティングが9日(日本時間10日)に始まったが、いきなりビッグニュースが飛び込んできた。米大リーグ公式サイトなどが、移籍市場の超目玉の一人、ナショナルズからFAになっていたスティーブン・ストラスバーグ投手(31)がナショナルズと7年総額2億4500万ドル(約265億8000万円)で再契約に合意したと伝えた。

 同サイトによれば、この金額は2015年オフに左腕プライスがレッドソックスと結んだ7年総額2億1700万ドル(約234億4000万円)を上回る投手史上最高額。平均年俸3500万ドル(約38億円)もアストロズの右腕グリンキーの3440万ドル(約37億3000万円)を超えて投手史上最高となった。

 この巨額契約は同じ超目玉のゲリット・コール投手(29=アストロズFA)に影響を与えるのは必至。総額が3億ドル(約325億円)を超える可能性もある。

 今年のオフは海外FA権を行使する西武の秋山翔吾外野手(31)、それぞれポスティングシステムを利用してDeNAの筒香嘉智外野手(28)、巨人の山口俊投手(32)、広島の菊池涼介内野手(29)がメジャー移籍を目指している。ここ数年、移籍市場の停滞が指摘されていたが、ストラスバーグの超大型契約合意が活性化の追い風になるかもしれない。