【カリフォルニア州サンディエゴ発】西武から海外FA権を行使してメジャー移籍を目指している秋山翔吾外野手(31)は10日(日本時間11日)にウインターミーティングの会場となっているホテルでカブス、ダイヤモンドバックスなど4球団と面談したもようだ。カブスのジェド・ホイヤーGMは面会したことについて明言を避けたものの、こう話した。「いい選手だ。中堅手(の補強)はもちろん必要で、二塁手については様々な選択肢があるし、ブルペンの補強も必須だ。いずれにしても近々、(契約合意などに関する)大きな動きが出るとは思わない」

 カブスと同地区のレッズも秋山獲得に動いている。スポーツサイトのジ・アスレティックでレッズの番記者を務めるローズクランズ氏は「昨日、(編成本部長の)ウィリアムズ氏に『秋山』の名前を出して聞いたら『興味を持っている』という返答があった。どうやら、レッズの日本語が話せるスカウトが、秋山がどれだけ素晴らしいかというリポートを出しているようで、チームが必要とする存在、フィットする選手であると認識しているようだ」と説明した。激しい秋山争奪戦が繰り広げられているようだ。