プロ野球・阪神タイガース前監督の“鉄人”金本知憲氏(51)が21日、ナイターSG「第34回グランプリ」開催中のボートレース住之江でトークショーを行った。

 ボートレース観戦、舟券購入ともに初めてという金本氏はトークショー前の5Rで自身の現役、監督時代の背番号「6」にちなんで6絡みの舟券を購入。6号艇の寺田祥が3着に入って的中したという。「初めて見たけど、すごい迫力がありますね。音もすごい。それに舟券が当たったからすごい楽しいです。興奮してます」とご機嫌でステージに登場した。

 2018年オフに監督を退任した金本氏。昨年は矢野燿大監督のもとクライマックスシリーズ・ファイナルシリーズまで勝ち進んだ古巣について「教え子もいるので家にいるときは必ずテレビで見ていました。最後は広島が落ちてきたりして、いつの間にか運良く勝ち上がった。でも勝負ごとは運も大事。運も実力のうちですからね」と評価した。

 また福留孝介外野手や糸井嘉男外野手らベテラン勢がチームの主軸として活躍していることを指摘されると「そこは実力の世界ですからね。まだまだ孝介は底力あるし、週に1、2回休めば大丈夫。糸井もまだまだ」と元気なベテランに太鼓判。その一方で「若手では近本(光司)君ぐらいですか。他の若い選手も、もうひと皮ふた皮むけてくれればというところなんですけど…。その可能性はあると思うんですけどね」と監督時代同様に若手の奮起を促した。