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宮沢氷魚、父の母校を訪問 大学時代の思い出にしみじみ

明治大学の学生たちを前にトークを行った宮沢氷魚
明治大学の学生たちを前にトークを行った宮沢氷魚

 俳優の宮沢氷魚が20日、明治大学で開催された映画『his』のプレミア試写会に出席し、父で元 THE BOOM のボーカル・宮沢和史の母校でもある同大学の学生たちに、自身の大学時代を回顧しながらエールを送った。宮沢とともに、共演者の藤原季節も登壇した。

宮沢氷魚、卒論は「英語で書いた」藤原季節も驚き!【動画】

 恋愛映画の旗手として注目を浴びる今泉力哉が監督した本作は、二人の青年の恋愛を題材に、彼らを待ち受ける社会との関わり方や偏見、差別、人々の優しい眼差しなどを描く物語。この日、宮沢は父親の母校でイベントすることを「(父に)言わずに来ました。終わったら報告しようかな」と照れくさそうな表情でコメントした。

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 宮沢は学生時代に戻ってやりたいことを問われると、「全力で楽しむ」と回答。「自分は大学に行っている当時、すごく楽しんでいる感じがしたのですが、学生にしかできない時間の使い方、楽しみ方をもっとしていれば良かったなと、後から思った」と後悔があると明かす。その上で宮沢は「忙しくても若いので、その体力を使って全力で楽しむことが大切」と持論を口にした。

 大学3年のときからモデルの仕事をしていたという宮沢。「気が付けばあっという間に学生生活が終わってしまった」と振り返りつつ、思い出深いのは卒論執筆だったと語る。「東京都内の川の変化について卒論を書いたんです。川が大好きで……」と意外な告白。「川の歴史や社会への貢献度を英語で書いたのですが、1年かけてやって楽しかった。好きなことを勉強するのは苦にならない」と笑顔で述べた。

 一方の藤原は「学生時代は誰からも好かれないこと、大切にされないことに不満があって、周りに対して憤っていた。でも、大人になって思ったのは、誰かに好きになってもらうには自分から好きになるのがいいんじゃないかなと。今は実践し、うまくいっています」と告白。本作に登場する「優しくなかったのは世界じゃなくて自分だった」という好きなセリフがあったことも紹介した。

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 藤原は「この映画に出演したことで、自分たちの価値観が本当に正しいのかをずっと考え続けてきた。世の中の価値観の変化は早く、自分の発言や考え方が世界のどこかの人を傷つけているんじゃないかと問い続けていて。(この映画が)こんな考えもあるのかという視点を与えてくれることに感銘を受けました」としみじみ。そして、学生たちに向かって「みなさん、変化を見ることのできる人間に、もっと優しい人間になりましょう」と呼びかけた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『his』は1月24日より新宿武蔵野館ほか全国公開

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