かど番の豪栄道が7敗目、大関堅持に残り5戦全勝が必要 V争いは正代と徳勝龍が1敗
「大相撲初場所・10日目」(21日、両国国技館)
かど番の大関豪栄道(境川)は宝富士(伊勢ケ浜)に送り出され7敗目。後がなくなり、今場所残り5戦を全勝しなければ大関から番付を落とす。
豪栄道は2014年秋場所から大関を務めている。過去8回迎えたかど番は、16年秋場所は全勝優勝(初優勝)するなど、いずれも勝ち越して乗りきってきた。しかし、9回目の今場所は大ピンチを迎えている。11日目は関脇高安(田子ノ浦)と対戦する。
優勝争いトップに並ぶ正代(時津風)が松鳳山(二所ノ関)を退け、1敗を守った。1敗で並ぶ徳勝龍(木瀬)も勝っており、優勝争いトップが2人が並走を続けている。
正代は相手をがっちりと受け止めると、力強く寄り切った。徳勝龍は千代丸(九重)を突き落とした。
大関貴景勝(千賀ノ浦)は炎鵬(宮城野)を押し出し、8勝2敗で勝ち越しを決めた。炎鵬は5勝5敗。2敗はほかに輝(高田川)、豊山(時津風)。
遠藤(追手風)は御嶽海(出羽海)に敗れ、3連敗で6勝4敗となった。御嶽海も星を6勝4敗とした。