【テキサス州サンアントニオ27日(日本時間28日)発】WWEのロウ大会が開催され、前夜のPPV「ロイヤルランブル(RR)」で明暗を分けた女帝アスカ(38=華名)と女王様シャーロット・フレアー(33)に新たな遺恨が生じた。

 アスカは“ザ・マン”ことロウ女子王者ベッキー・リンチ(32)に挑むも、毒霧攻撃を自爆して惜敗。シャーロットは女子RR戦で初優勝を果たして祭典「レッスルマニア36」(4月5日、フロリダ州タンパ)での王座挑戦権を獲得した。

 先に登場したシャーロットは「ロイヤルランブルで優勝しましたわ。ロウとスマックダウン、どちらかの女子王座に挑戦が決まったけど、庶民のあなたたちとは違って女王様は焦らないのよ。Woo!」と格の違いを強調した。

 そこへアスカとカイリ・セイン(31=宝城カイリ)のWWE女子タッグ王者カブキ・ウォリアーズが登場。アスカは「シャーロット、おめでとう…なんて思わんぞ、コラ! 出場していたら優勝したのはアスカ様じゃ、コラ!」と、庶民的な大阪弁で挑発するとシャーロットを襲撃。そのままアスカと女王様のシングル戦が緊急決定した。

 アスカはジャーマンでシャーロットを投げ飛ばしミサイルキックや卍固めを決めるも、下から三角絞めの態勢に入ると、そのまま持ち上げられてパワーボムを決められて大ピンチに。

 女王様は一気にフィギュアエイト(ブリッジ式足4の字固め)でアスカからタップを奪いかけたが、劣勢と見たセコンドのカイリがコーナーからインセインエルボーを放ったため、試合は反則裁定に終わった。

 勝利を邪魔されて怒ったシャーロットはカイリの顔面にビッグブーツを放ってお仕置き。このまま女王様が黙っているはずもなく、女子トップ戦線に新たな戦いの渦が起き始めた。