高橋一生(39)主演の舞台「天保十二年のシェイクスピア」(8~29日)の公開稽古が7日、東京・日生劇場で行われた。

シェークスピア全作と、講談「天保水滸伝」を融合した井上ひさし作の音楽劇で、高橋は極悪人の佐渡の三世次、浦井健治はきじるしの王次で共演する。

高橋は「悪い人のように言われるけれど、筋の通っている人間。思いっきりの良さもある。極悪人をやるのは楽しいし、本番でどれだけ極悪感が増してくるか」と言えば、浦井は「一生さんと同じシーンがほぼなくて残念です。王次は生き急いだ人間として役作りした」。

演出の藤田俊太郎氏は「演出家冥利(みょうり)に尽きる自信作。極悪人の一生さんに裏切られて欲しい。浦井さんはピュアで透き通っている役で、命をまっとうする姿を体感して」と話した。