俳優小沢征悦(45)主演のフジテレビ系連続ドラマ「パパがも一度恋をした」(土曜午後11時40分)の第2話が8日、放送される。

3年前に最愛の妻・多恵子(本上まなみ=44)を亡くした山下吾郎(小沢征悦)。ショックを引きずり自分の部屋に引きこもり続けている吾郎を、1人娘のトモ(福本莉子=19)は心配していた。そんなある日、2人の前に「多恵子」と名乗る全裸のおっさん(塚地武雅=48)が現れる。原作は「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載された阿部潤氏の同名マンガ。

小沢は「原作や台本も拝見して僕はとてもこの世界観が好きだと思いました。現場に入る前は期待と不安も入り交じりましたが、良い意味での高揚感みたいなものはあり、今、吾郎をやっていてとても楽しいです。実際に動いてみると足りないところが見えてきて、それを現場で、どんどん肉付けしていっています。本当に現場での想像力と爆発力というのが求められる作品だと感じていますし、そういう意味ではカロリーとしては結構高いかもしれないです(笑い)。原作も読ませていただきまして、先日、現場に阿部先生がいらっしゃった時に、どうしてこの作品が生まれたのかというお話をさせていただいたんです。すると先生がすごく恥ずかしそうに『実は自分が妻のことを、愛しすぎていて』と。大好きな妻がそのお父さん(義父)と入れ替わったら、自分はどういうリアクションをとるんだろうという想像がきっかけでこの作品が生まれたらしく、面白いなあと思いました」と話している。

第2話では、死んだはずの妻(本上)が、おっさん(塚地)の姿で生き返り、戸惑うばかりの吾郎(小沢)。見た目はおっさんでもしぐさや料理の味は、最愛の妻・多恵子そのもの。もだえ悩む吾郎に、破天荒ないとこのトカレフ(塚本高史)がとんでもない助言をする。本当の奥さんかどうか確認したければ、ヤっちゃえばいいと。

一方、娘のトモ(福本)は、おっさんがママだなんて受け入れられるはずもなかった。さらに一抹の寂しさを感じるトモ。おっさんが家に来てから、家事はおっさんが全部やってくれている。それ自体はありがたいものの今まで3年間、家族のために自分がやってきたことを取られたような気持ちになっていたのだ。自分なんて、この家に必要ないんじゃないかと思い悩むトモ。そんなトモの様子におっさんは気付く。

トモの気持ちも知らず、おっさんと“愛の国ガンダーラ”に行くため、デートなどで距離を縮めようとする吾郎。しかし、そこには越えられぬ大きな壁が。人は見た目か中身か? 奇跡の愛の物語。