ヘンリー王子とメーガン妃夫妻が来月9日、英王室離脱後初めて、王室の行事に出席する予定であると報じられている。

英タイムズ・オブ・ロンドン紙によると、夫妻は息子のアーチー君も伴い、ウェストミンスター寺院にて開かれるコモンウェルスデー式典に出席し、ロイヤルファミリーと顔を合わせるという。夫妻は昨年もウィリアム王子夫妻とともに同式典に出席しており、エリザベス女王が今年も夫妻を招待したようだ。

カナダのバンクーバー島で新生活を始めた夫妻は同式典に出席するため、1月の離脱発表以来、初めて一家で英国に帰国することになる。

タイムズ紙によると、夫妻は北米での生活に落ち着く前に、王室での最後となる一連の行事に出席する予定で、女王の招待があれば、毎年6月に君主の誕生日を祝い行われる軍旗敬礼分列式にも出席するとみられている。

王室離脱後の夫妻はバンクーバー島で自然に囲まれる静かな生活を楽しむかたわら、先週、マイアミで開かれたJPモルガン主催の投資サミットで演説を行うなど、経済的自立に向けて始動。

同イベントへの出席で夫妻に報酬が支払われたかは明らかでないが、英サンデータイムズ紙は、夫妻に100万ドル(約1億1000万円)が支払われたと報じている。(ニューヨーク=鹿目直子)