女優の遠野なぎこ(40)が12日、TOKYO MX「バラいろダンディ」に出演。夫婦愛をテーマにした企画で、スタッフの行動を問題視しコメントを拒否するひと幕があった。

 この日は「一生一人の人を愛し続ける事は可能なのか?」をテーマに討論を交わすもの。2009年7月、14年6月に離婚している遠野は「不可能」と表示し、「一生(同じ)人を愛することができるかなんて、哲学的でも何でもなくて子供の質問ですよね。そんなことテーマにする?」と冷ややかにコメント。続けて「一人だけっていうのは難しいですよね。添い遂げることはできると思う」と私見を述べた。

 同番組の金曜MCを務める元衆議院議員でタレントの宮崎謙介(39)は、自動車の運転に例え「基本的には一台の車を運転し続けることは可能だが、脇見運転しない人間はいない。脇見運転をして事故に遭うかどうかが分かれ道になる」とのメッセージを寄せた。これを見た妻で元衆院議員の金子恵美氏(41)は、首をかしげながら「ちょっと意味が分からない」と言いながら「運命の人に出会ったと思っているので(愛し続ける事が)可能であることを証明します!」と力を込めた。

 金子氏の意気込みを受けて、コメントを求められた遠野は「何をもって愛と呼ぶかということを、ちょっと考えさせられますよね」と返答。ここでスタジオ内のスタッフが笑い声を上げた。発言を続けようとした遠野だったが、スタッフをにらみ「何?アタシが語るなみたいな笑いやめてよ。私にも権利あるでしょ」とまくし立てた。番組MCの垣花正(48)は「遠野さんがいいこと言おうとしたら、スタッフが失笑してしまった」と状況を説明。遠野は「サイテー、もういい、何も言わない」と下を向いた。大竹まこと(70)も「スタッフの笑いは俺もそう聞こえた」と遠野を援護。スタジオは笑いにつつまれたが、後味の悪い締めくくりになってしまった。