上戸彩:新作「半沢直樹」堺雅人の妻役を続投 「私自身も楽しみ」

2020年4月に放送される「半沢直樹」に続投する上戸彩さん(C)TBS
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2020年4月に放送される「半沢直樹」に続投する上戸彩さん(C)TBS

 俳優の堺雅人さんが型破りの銀行マン役で主演を務め、大ヒットしたドラマ「半沢直樹」(TBS系)の続編に、前作で半沢の妻を演じた上戸彩さんが続投することが2月26日、明らかになった。続編について上戸さんは「皆さんも楽しみにしていらっしゃると思いますが、私自身も楽しみにしています」と語っており、「 外で頑張っている旦那さんが、家では力が抜けて別人になれるような、そんな夫婦の形を目指して、半沢花を演じたいと思います」と意気込んでいる。

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 上戸さん演じる半沢花は、不正を働く個人の謀略、理不尽な組織の理屈と真っ向からぶつかり合う半沢を献身的に支える、夫思いの妻。前作では、閉鎖的で封建的な男社会の中で戦う半沢を、時に優しく、時に厳しく励ます存在で、弁の立つ半沢が“唯一かなわない相手”でもあった。夫のため、半沢の敵である浅野支店長(石丸幹二さん)の妻・利恵(中島ひろ子さん)らが開く「奥様会」に参加したり、アルバイトを始めて夫に新しいカバンをプレゼントする場面もあった。

 前作から今作までの間に2児を出産した上戸さんは、「お母さん同士のお付き合いもあるので、前作のときの自分よりいろいろな角度で世の中を見られています。ですので、今回は劇中の『奥様会』のような世界をよりリアルなものに感じながら花を演じられるのではないかと思います」と語っている。

 「半沢直樹」は、池井戸潤さんの「半沢直樹」シリーズの「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」が原作。バブル期に東京中央銀行に入行した銀行マンの半沢直樹が、銀行の内外に現れる敵と戦い、組織と格闘していくさまを描いた。ドラマが2013年7~9月に放送され、最終回に42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率を記録し、話題となった。

 前作は、東京中央銀行のバンカー・半沢直樹が、大阪西支店融資課長から本部営業第二部次長に転じ、銀行内で行われていた数々の不正を明らかにするも、まさかの出向を命じられるという衝撃の展開で最終回を終えた。続編は、東京セントラル証券で営業企画部長となった半沢に巻き起こる事件を描く。

 ◇上戸彩さんのコメント

 いよいよ「半沢直樹」の続編が始まりますが、まだ私は全然、想像がついていないです。実際に放送を見るまでは実感が湧かないかもしれません。(出演にあたって)前作を見返しましたが、やっぱりすごく面白かったです! そして、いろいろ忘れていることもあるのに気づきました。前作を見返して思い出したのは、当時監督から「とにかくテンションを高く!」と言われていたことです。今回も、とにかく監督をはじめ、スタッフについていくのみだと思っています。

 前作では夫婦のシーンに「ほっと、一息した」という声を多くいただきましたが、私は花を演じるにあたって“一息的な役割”といった考えで撮影に臨んでいなくて、花にとっては夫婦のシーンがすべてだと思って演じています。家の外で怖い顔をしているのも半沢だし、家の中では優しく「花ちゃん」と言って笑顔になってくれるのも半沢。堺さんが世界観を作って花の良さを引き立たせてくださるので、とにかく私は全力で演じたいと思います。

 花の性格は自分にすごく似ているなと思っています。私自身も「奥様会」のような世界は苦手分野なので(笑い)。そういった意味では前作も今も変わりません。でも前作のときは(私自身が)結婚をして少ししかたっていない時期だったので、「奥様会」のような世界は全く分からず想像もできませんでした。今は子供も2人いますし、お母さん同士のお付き合いもあるので、前作のときの自分よりいろいろな角度で世の中を見られています。ですので、今回は劇中の「奥様会」のような世界をよりリアルなものに感じながら花を演じられるのではないかと思います。

 皆さんも楽しみにしていらっしゃると思いますが、私自身も楽しみにしています。実は、前作からそうですが、私にとっては台本だけだと難しくて理解できない部分もあったりするんですけど……(笑い)。いつも放送を見て 「へえ~!」と納得して、視聴者の皆さんと同じように見ています。初心を忘れずに……そして、見ていただいた皆さんに、「明日から頑張るぞ!」と思ってもらえるように頑張りたいと思います!  外で頑張っている旦那さんが、家では力が抜けて別人になれるような、そんな夫婦の形を目指して、半沢花を演じたいと思います。

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