高校野球大好き芸人としてテレビなどに出演、関連書籍もあるタレントかみじょうたけし(42)は、選抜高校野球大会が無観客開催で準備が進められることを受け「全力で応援してあげるのは周りの大人たちのつとめ」などと、コメントを寄せた。4日夜、所属事務所を通して、高校野球への熱い思いを語った。

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(センバツは)無観客での開催へ向けて動きだした。いろんな声はあると思う。しかし、もし決定したのなら、僕は高校球児を全力で応援するだけだ。そもそも本当に危険なのであれば、高野連ではなく国が判断し、止めなければならないのではないだろうか。その判断を高野連に委ね、無観客での開催が決定したのなら、全力で応援してあげるのは周り大人たちのつとめではないか。

「こんな時に…」

さまざまな声はある。ただ一番、不安なのは選手たち自身、寮を出て自宅に帰っている球児もいると聞いた。練習をしたくてもできない、本当に野球をやってもいいのか? 

2011年の東日本大震災の時もそうだった。しかしながらあの時も、こんな時だからこそ-と、球児のひたむきなプレーに「勇気づけられた」との声が被災地からたくさん寄せられた。ケースは全く違うが、こんな時だからこそ、「こんな時に…」の空気感染だけは勘弁してほしい。

球児たちに健やかな心で闘ってもらうためにも。