大阪市北区の毎日放送(MBS)は5日、新型コロナウイルスの感染拡大防止の影響が多方面に広がっていることを受け、毎週土曜昼に放送している「よしもと新喜劇」を、期間限定で無料配信することを決め、発表した。

放送されるのは、昨年1月以降に放送された「よしもと新喜劇」から抜粋した20本。無料配信の期間は5日午後3時から、3月31日まで。プラットフォームは「TVer」、「GYAO!」と、視聴無料の「MBS動画イズム」になる。

MBSではこの日、休校で外出できない子どもたちから、その親世代、高齢者まで「全世代が楽しめる素材」として、無料配信を決めたと説明した。

番組の松原謙介プロデューサーのコメントは以下の通り。

「去年3月1日に60周年を迎えた『よしもと新喜劇』は、小さなお子さんからご高齢の方まで幅広くお茶の間の皆さんにご覧いただいている番組です。去年には『吉本新喜劇ワールドツアー~60周年それがどうした!~』と題し、国内47都道府県、そしてアジア5カ国で公演を行い、あわせて13万人のお客さんを爆笑の渦に巻き込みました。60周年イヤーをちょうど終えた今、新喜劇だからこそこの非常事態の中ではありますが、たくさんの人を笑顔にできるのではないかと考えました。無料配信をするえりすぐりの20本をどうぞお楽しみください」