ヘンリー王子とメーガン妃夫妻が9日、ロンドンのウェストミンスター寺院で開かれたコモンウェルス・デー式典に出席。ウィリアム王子とキャサリン妃夫妻や、チャールズ皇太子とカミラ夫人夫妻ら主要王室メンバーと久しぶりに再会した。

今月末で正式に王室を離脱するヘンリー王子夫妻にとって、同式典が最後の公務となる。米ピープル誌電子版などによると、昨年は、ウィリアム王子夫妻もヘンリー王子夫妻もエリザベス女王の入場行列に加わり、寺院内の席まで案内されたが、今年はチャールズ皇太子夫妻だけが女王とともに最後に到着。

ウィリアム王子夫妻とヘンリー王子夫妻は別々に到着し、女王の来場を待っていたと報じられている。バッキンガム宮殿側は、今回の変更の理由についてコメントしていない。

同サイトが公開した写真によると、メーガン妃はグリーンのアンサンブル・ドレスに同色の帽子姿。キャサリン妃は、深紅のコート・ドレスに同色の帽子をかぶっている。ウィリアム王子夫妻は最前列に座り、ヘンリー王子夫妻はその斜め後ろの席に座ったが、2組の間で短いあいさつが交わされていたようだ。

ヘンリー王子夫妻がウィリアム王子夫妻と顔を合わせるのは、昨年11月のリメンバランス・デー以来となる。同サイトは式典の一連の写真を公開しているが、席に着いた後、厳しい表情のヘンリー王子の横で、メーガン妃が笑顔を見せている写真もある。

ヘンリー王子は昨年、ウィリアム王子との確執のうわさが流れる中、英BBCのドキュメンタリー番組で、「いろいろなことが起きますが、何があっても私たちは兄弟です。良いときも悪いときもある。今現在は別々の道を歩んでいますが、私は今後も常に兄を支え、兄も私を支えるでしょう」と話していた。

エリザベス女王は8日朝、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻をウィンザーの教会で行われた礼拝に招待。メーガン妃は1月の離脱発表後初めて、女王と対面した。(ニューヨーク=鹿目直子)